金武(きん)ウッカガー
仲村渠(なかんだかり)ヒージャーガー
垣花(かきのはな)ヒージャー
「カー」はまた、地いきの人々の出会いの場であり、じょうほう交かんの場でもありました。そこに集まった人々は、水を飲んだりくんだりしただけではなく、さまざまな話をしながら野菜をあらい、せんたく物をあらい、クワなどの農具をあらいました。そこは、近所の人々が毎日顔を合わせる、コミュニケーションの場でもあったのです。
こうして地いきの人々とともに生きてきたカーは、水道が各家庭に引かれるようになったつい最近まで、人々の生活をささえ続けた大切な場所だったのです。
村ガー | 地いきの人々が共同で使う井戸(いど)のこと。 |
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ウブガー | 産まれたばかりの赤ちゃんの額(ひたい)に水をつける、ミジムイとかウビナディ(水なで)とよばれるぎ式が、沖縄にはあります。ウブガーとは、そのための水をくむカーのことです。 |
ヒージャーガー | 地下からわき出る水を、「かけひ」や「とい」で受けて流す泉(いずみ)のこと。 |
クラガー(暗川) | どうくつの中などからわき出る泉(いずみ)のこと。暗い場所にあることから、こうよばれるようになったのでしょう。 |
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