大宜味(おおぎみ)村の平南(へなん)川
川の上流は、かたむきが急で、流れが速い場所です。川底の水はあらい流されるため、大きな岩が表にあらわれています。川の曲がり角では、はげしくぶつかる水に岩がけずり取られ、反対側の岸に川原(かわら)を作ります。滝(たき)のある場所も多く、湿気(しっけ)の多い所には、いろいろなコケやシダが育ちます。
川の中では、ヨシノボリやテナガエビなどを見ることが出来ます。
国頭(くにがみ)村の比地(ひじ)川
山から平地に出ると水の勢いは急に弱まり、浅くて流れが速い「瀬(せ)」と、深くてゆるやかに流れる「ふち」ができます。沖縄でクムイとよばれる「ふち」は、川の生きものたちが一休みできる静かな場所になっています。
川の中では、ギンブナやテラピア、グッピーなどを見ることが出来ます。
石垣(いしがき)島の宮良(みやら)川
河口(かこう)は、海と川がまざりあっている所です。潮(しお)が満ちた時に行くと、林が水につかったような場面に出会うことがあります。これがマングローブ林で、亜(あ)熱帯特有のものです。
那覇(なは)市の国場(こくば)川、沖縄本島北部の慶佐次(げさし)川や汀間(ていま)川、石垣島の宮良(みやら)川、西表(いりおもて)島の浦内(うらうち)川などが、特に面積が大きく有名です。
河口(かこう)でよく目にする生物に、ミナミトビハゼやボラなどの魚、ガザミやシオマネキなどのカニ、サギなどがいます。
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