川に流れ込む汚水
下水管
上の図を参考にしながら、下水処理施設(げすいしょりしせつ)のしくみをみてみましょう。
1 | 沈砂池(ちんさち) | 汚水(おすい)中の大きなゴミや土砂をとり除く |
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2 | 最初沈殿池(さいしょちんでんち) | 汚水(おすい)をゆるやかに流して、小さなゴミや泥(どろ)を沈める |
3 | エアーレーションタンク | 活性汚泥(かっせいおでい)という泥(どろ)を加えて空気を吹きこみ、汚泥(おでい)中の有機物(ゆうきぶつ)を分解(ぶんかい)して沈みやすくする |
4 | 最終沈殿池(さいしゅうちんでんち) | 分解(ぶんかい)して沈みやすくなった有機物(ゆうきぶつ)を沈めて、処理(しょり)した水と汚泥(おでい)にわける |
5 | 水質検査(すいしつけんさ) | 処理(しょり)した水が川や海に流せるかどうかを検査(けんさ)する |
6 | 消毒施設(しょうどくしせつ) | きれいになった水を消毒(しょうどく)して川や海に流します |
地上にふった雨水は、そのまま川や海に流されますが、家庭や工場などから出るよごれた水は、下水管を通って下水しょ理場に集められます。
よごれた水がそのまま川や海に流れると、川や海もよごれ、そこに住む生き物ばかりか、やがては人間の体にも悪いえいきょうが出てくるのです。
沖縄県内には、げんざい28の市町村に下水道があります。また、那覇(なは)市、宜野湾(ぎのわん)市、うるま市(2か所)、名護(なご)市(2か所)、石川市、糸満(いとまん)市、宮古島(みやこじま)市、石垣(いしがき)市(2か所)、本部(もとぶ)町、西原町、久米島(くめじま)町(2か所)、竹富(たけとみ)町、読谷(よみたん)村、渡嘉敷(とかしき)村、座間味(ざまみ)村の18か所には、下水しょ理場があります。
下水道には、次のような役わりがあります。
1. わたしたちの生活かんきょうをよくする
わたしたちの家庭や工場などから出るよごれた水が、住たくの周りにたまると、いやなにおいがしたり病気の原いんになります。下水道はそのようなことをふせぎ、気持ち良く、えい生的な生活が出来るようにします。
2. 水せんトイレが使えるようにする
くみ取り式のトイレは不えい生で、いやなにおいの原いんにもなりますが、下水道があれば、清けつな水せんトイレにかえることが出来ます。
3. 雨水が低い所にたまらないようにする
街が発達すると野原や空き地がへり、雨水が地面にしみこみにくくなります。下水道があれば、大雨がふっても雨水をす早く流すため、低い土地に水がたまることがなくなります。
西崎親水公園(糸満市)
また、中水(ちゅうすい)とよばれる、下水しょ理を行ってきれいになった一部の水は、公園や道路の草木などにまく水として使われています。
さらに、しょ理場で下水をきれいにする時に出てきたドロは、公園や道路などの花だんで使う、ひ料に利用されています。
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